YamatoMutsuki

日曜日の朝―というよりは土曜の深夜であったが―半ば強制的にクルマに乗せられ、箱根の山へ。
最初は嫌嫌であったが、アルファのエキゾーストをナビシートで聴いているうちに、自分も興奮しているのが分かった。

結局僕たちは運転を交代して夜通し走り続けた。

ホンダ党であった筈の僕も、気づくとアルファに惚れていた。

「でも、壊れないんですか?」

「壊れたら、また直せば良い。」
先輩は子供を見るようなやさしい目をして答えた。

僕はアルファに惚れたのだろうか、それとも―